ラジエーターシュラウドの一部切断ほか雑作業
XZ400にはプラスチック製のラジエーターシュラウドは標準装備されているのですが、現在車用のラジエーターキャップを装着している為、耳が干渉してつけられません。
写真でいうと左上の輪っかになっている部分です。この中にちょうどラジエーターキャップが収まります。
本来つける丸型のキャップですら取り外しの際に干渉するためとても邪魔です。(交換時はラジエーターシュラウドを外す前提になっている為)貴重な部品ですが、今どきこんなところに余計なものがついているバイクは存在しないため、切除したいと思います。
ABS樹脂のため、カットした後に研磨しようとすると糸状のものが出てきたなくなります。カッターである程度形を整えてから、ライターであぶって溶かします。
うまく加工できました。ただし、キャップの耳がフレームに干渉するため、結局のところシュラウドを外して、ラジエーターの固定をずさらないと取り外すことはできません。ネジ4本で取れるので大したことはないだろうけど。
あとシュラウドには謎のパーツがついています。おそらくは海外仕様だとここにサイドマーカーがつくのでしょう。じゃあフロントフォークのネジ穴は何なんだよ。
あとは前からやりたかったリアホイール交換。
調査の結果、やはりギアケースとホイールは何の固定もなく分離できるらしいですが、どうやっても外せません。
こんな感じで全部取り外す羽目になります。
これは買ってきた少しきれいなホイールもここがついたままです。
余りにも当たり前のように引っ付いているので、「もしかしてXZ400はホイールとギアケースがひっついたままでは?」と思ってしばらく放置してしましました。そのせいでせっかく買ったホイールのシャフトが錆びてます。あまり影響はありませんが。
しかし、いまや令和2年。
インターネットの力を借りて、問題解決に至りました。やっぱりここが取れないとギアオイルがダラダラでタイヤ交換どころじゃないので、ヤマハのシャフトドライブに乗ってる人で外し方を知らないか意見を募集しました。すると速攻で答えが出ました。
「いったん車体に戻してアクスルシャフトを通して横から蹴ると、固着したスプラインが外れて分離できるよ」
なんで3年前に質問をしなかったのだろう!?
Twitterなんて2015年からやっているのに!!!
何はともあれこれでギアケースが分離できたわけだ!
しかしこのギアケース、スタッドボルトが1本足りません。元のケースから移植するため、全ねじソケットを取り寄せています。単品で買うと割高だったので4個セットのやつを買いました。シャフトの状態は最初からついていたもののほうがよかったのですが、せっかく状態のいいケースがあるのにもったいないと思いまして。
スイングアーム内部は基本的にオイルはないですが、ベアリングで支持する部分はオイルが来るようになっています。ベアリングが走る部分が錆びていると具合が悪いので、オイルストーンと研磨スポンジを使ってある程度錆びを取りました。あとはオイルにつかるので勝手に何とかなるでしょう。その分ギアオイルを頻繁に交換すればいいです。
ギアオイルはやたら余るので。
ドラムブレーキは既存のものを修繕してそのまま使います。シューも十分余っているのでこのまま取り付けますが、アルミが削れていて汚いです。
アルミナとガラスビーズでサンドブラストをかけてみました。素人が適当に見えるようになればいいぐらいの集中力でやったので完全にきれいにはなりませんでしたが、する前と比べれば結構な差があります。遠目で見ればほとんど新品に見えるでしょう。
自賠責にも加入しておきました。
本当は今日、仮標識をお借りして休日の間に少し慣らし、月曜日に車検場に突っ込む予定でしたが、「金曜日が祝日」だったのを忘れていて、来週の木曜日まで伸びました。
何にせよ訓練校が始まるまでに動かせるようにします。
あとは任意保険を考えないと。