XZ400にどこまで乗れるかブログ

XZ400のレストアができそうなブログです。

ヒューズボックスを、ぶっ壊す!!

これがXZ400のヒューズボックスです。この写真を覚えていてください。

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こうなりました。

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ボックスの中にゴミがたまっていたので掃除したら端子がおれたんです!!

あ"あ"ゴミカスゥゥ!!!!死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!

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再び不動車と化したXZ400を救うべく、汎用ヒューズボックスを購入。増設も考えて6個たいぷにしました。

RZ250と共通部品なので、HI-SIDEから発売されてるミニブレードヒューズコンバートキットを飼うのが箱が使えて一番いいのですが、定価が7000円と法外に高いので使いません。

あと、写真では厚みを測定していますが、これが結構重要です。この汎用ボックスはクリアケースも含めて41mmありますが・・・

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オリジナルはなんと19mmしかありません。コンバートキットが高くても重宝される理由がこれです。

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XZ400のヒューズボックスは、シートとフェンダーの薄い隙間に押し込まれています。

更にシート側にはボックスの角と干渉しないよう切り欠きが設けられており、いかに設置スペースが狭いかわかります。

要するに入らないんです!

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すごく疑問なのですが、どうして低背ヒューズを用いる汎用ヒューズボックスが存在しないのかが甚だ疑問です!!電気系統が複雑化し、設置スペースが制限されるようになって、車もバイクも低背ヒューズが当たり前になってきました。もし低背ヒューズボックスが存在すればこんな問題はなかったのですが、残念ながらそうはいきません。

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このボックスには底部に蓋がはめ込まれており、少しかさ上げされた状態になっています。ここをきれいさっぱり切り取れば収まるかもしれません。

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分解するとヒューズホルダーがバラバラになります。

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中身はこんな感じです。接着剤で固定されていないので簡単に分解・組み立てできます。

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すでにこの時点で純正ヒューズボックスに負けていますが、幅が狭いのでチャンスはあります。この高さを目標に削っていきます。

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ケーズそのものは薄っぺらいので、輪郭の部分をすべて切り取れば簡単に削ることができるでしょう。

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すべて切除した場合でこの高さです。中のホルダーの寸法に近づいてきました。

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忘れてました・・・ヒューズを刺すともうちょっと飛び出ます・・・。

これではシートがきちんと閉じませんので、ホルダーの端子ぎりぎりまで切除します。

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成果をご覧ください!!頑張りました!!

まだ7mmほど差はありますが、

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あとは配線作業に取り掛かります。メイン回路は2スケ、後の回路は0.75スケで配線をします。フロント側がプラス線で、リアがスイッチに向かう線です。

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車体側も加工します。

カスカスになったビニールテープをはがして配線をむき出しにします。入出力ともに全く同じ色の線の為、かならず片方に印をつけて作業しましょう。電流の流れる方向がちぐはぐになり、電源を取り出す時に大変です。

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都合が悪くなった時や、作業性を考慮した結果、コネクタを挟むことにしました。線の太さが違うので、メイン回路と他とでコネクタを分けました。

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終結果として、汎用ヒューズボックス(ヒューズ含む)の厚みが33mm前後なら、XZ400のシート下に収まるという結果になりました。元のネジ穴や、ボックスの取り付けステーは切除してしまったので、プラスチック対応の両面テープで固定します。

ボックスの材質が不明ですが、プラスチック用はポリプロピレンでも接着できるのでおすすめです。

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ボックス側のハーネスは収縮チューブで固めてカッコよくしてます。小物トレイやほかの配線との干渉はなく、整備性も良好です。

ただ、加工が大変だったので、今後は低背ヒューズを用いた汎用ヒューズボックスが登場することを願います・・・。

 

 

 

 

ここから余談。

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ボックスにはメイン回路のヒューズは30Aが指定されていますが、サービスマニュアルではなぜか20Aを指定してます。とりあえずは低いほうを信頼して20Aを入れました。

あと電気系統の改造プランとしては、中古の2輪用ETC車載器、USB電源、スマホマウントをつけたいと思います。セパハンなので、左ミラーのステーにバーを設置します。

ETCにはヒューズホルダーがあったので、残り2つの空きスロットには、USB電源と、グリップヒーターOR電熱グローブ用にしようと思います。