XZ400にどこまで乗れるかブログ

XZ400のレストアができそうなブログです。

スズキ車のミッションオイル

身も心も鈴菌に侵され、今日も明日もそのまた次の日もスズキを愛し、バイクも車もスズキに統一して、オイルだらけでやろうや(油相撲)と心に決めた(大嘘)僕ですが、ひとつスズキ車に懸念を持っている部分もあるにはあります。ただし、燃費の子音ではありません。

ミッションオイルの事です。

近ごろアルトに興味がありました。大学時代は見向きもしないようなボロカーの印象でした。特に後席のベンチシートは見るも無残で、とても人を乗せるような車ではないと思っています。ところが、最新型のメガネ男子に変わってからはかなり印象が変わりましたね。デザインの謎のセンスだけでなく、高張力鋼板を用いた超軽量化、独自のAMTの開発などもう素敵です。ハスラーの猛攻も落ち着き始め、軽自動車界が落ち着き始めたと思ったらこの有様です。石橋をたたき割って渡るのがスズキです。今回のように新築のワーレントラス橋梁になることもあれば、激流葬となるときもあります。それがスズキ。
スズキ・ザ・ワールド・・・・ッ!
ターボRSの登場は大体予想はついたのですが、これが当時の自分が思いもしないほど大波乱を巻き起こしました。スズキ的には、かのアルトワークスにとって代わる自信作でしたが、幸か不幸かワークスファンの肝をぐちゃぐちゃにこねくり回してしまいました。

そしてファンのわがままを聞いて本気でレシーブをかますスズキほんと好き憧れてる。AGSしかださねえっつったよなぁ確か。ショートストロークの新型ミッションなんか開発してさぁ、恥ずかしくないのかよ。こいつ相当変態だな!

ところで、このR06Aを積んだHA36Sワークス。アルトと言えばさっそくKCテクニカが専用パーツを出しちゃっているのですが、その紹介動画に結構やばそうなシーンがありましたので、ここは傑作機を下げてみたいと思います。


ノーマルの状態から数段階のチューニングを施しテスト、1日でマフラー、バケットまで買えるという急ごしらえ動画ですが、3:30に問題のシーンがあります。

このミッションオイルのシャバさはまずいですよ!最も、通常使用とは異なりサーキットでブン回してこれですから、もうちょっと持ちそうではありますが、それにしてもシャバ過ぎませんか。これはワークスだから自分で替えろってことなんでしょうかねぇ。もしそうであれば、AGSでも同じような問題があるはずです。通常のATと違い、ミッション自体は構造が同じなので、オイルはほとんど同じものが使われているはずです。ふつうアルトでもRSでも、他の車種でも同じことが言えるでしょう。

ともかく動画のようにサーキットに持ち込むのであれば何も言うことは無いのですが、通常公道で運用する際は気を付けた方がいいと思います。新車を慣らしていくとき、エンジン回転数やエンジンオイルの交換はまめに行わなければなりません。しかし、ミッションオイルまで気に掛ける人がいるでしょうか。ミッションオイル、デフオイルは通常、漏れや異音等明らかな異常が出るまで交換しません。距離で表すと5万~10万という途方もない距離です。果たしてこのシャバ汁がそれだけの距離それだけの年月、無数の斜歯車を守ってくれるかどうかはかなり疑問です。

最もオイルの交換はエンジンオイルとさほど変わりません。道具さえあれば何とかなりますので、気になった人はレベルゲージから確認してみてください。オイルは新しけりゃ新しいほどいいです。

ちょっとあまりにもシャバいと思ったので記事にしました。参考になれば幸いです。