XZ400にどこまで乗れるかブログ

XZ400のレストアができそうなブログです。

XZ550に搭載されている燃料ポンプと代用品

XZ400の上位機種に当たる、XZ550のキャブレターにはいくつか種類があります。
欧州向けのローパワーモデルに搭載されるのは400と同じ加速ポンプ付きのBD34、北米向けに搭載されるのは、BD34あるいはBD36で、前者は燃料ポンプなし、後者は燃料ポンプを介してキャブレタにガソリンを供給します。
さてその燃料ポンプが購入したXZ550のキャブに付属しているのですが、ガスケットが劣化し、使い物になりません。ポンプ部のパッキンは液体ガスケットでもなんとかなる形状なのですが、排出側に加速ポンプに似た仕組みのダイヤフラムポンプがついていて、分解時に固着していたので無理やりあけると破れてしまいました。破損を恐れて開けなかったとしても、硬化していたのでポンプとしての機能は失われているでしょう。
この部品はセットでしか注文できず、しかも廃版部品と化しています。MIKUNIから直接キットが発売されていないかも調べ、OHキットがあるという情報はつかんだはつかんだのですが、国内在庫は皆無なだけでなく、海外でも極々一部のショップが石清水のように扱っているような状態で、とても手に入るものではないとわかりました。

そこで代用品の検討です。

イメージ 1

この画像の一番左に移っているDF52-82という燃料ポンプが、XZ550に搭載されているものとほぼ同じです。負圧配管の形状が少し変わっていますが、他は全く同じです。
他の3つは、ハーレーの補修に使われるのか、ハーレーの部品を取り扱うショップで本体やガスケットの取り扱いがされています。一番右に四角いやつがありますが、これはドカティなどのイタリア車によく搭載されているらしく、分解しているときに日本製のパーツが出てきてびっくりするパーツと言えば、キャブ本体か、だいたいこれです。
代用品として検討しているものは、右から2番目のDF52-176あるいはそれに類似した燃料ポンプです。ガスケットの在庫が豊富であること、本体も5000円程度で新品が手に入ること、構造上の利点としては、排出口が2つなので、純正キャブについていた意味不明な3又ゴムホースを使わずに、ストレートで2つのキャブに接続できることです。

欠点は、キャブの横に吊りさげるように取り付ける、YICSチャンバーの取付に別途取付用の部品を購入する必要が生まれることです。
DF52-82の写真を見ていただくと、ステーとなる部分がありそこで本来は車体に取り付ける様ですが、XZ550の場合このステーは使わず、代わりに本体を構成するビスのうち2本を延長し、それをキャブレターのステーに取付けています。そして空いた本来のステーにYICSチャンバーを取り付けています。

イメージ 2

燃料ポンプを搭載しないXZの場合、このステーを補完するために、代わりとなるL字三角形のステーが付属し、そこにYICSチャンバーが付きます。

DF52-176の場合、本体を構成するねじのそれぞれの間隔は同じっぽいので、2本延長すればステーに取り付けることは可能だと思います。YICSチャンバーの処理が問題ですが、両端にねじ穴があるので、そのどちらか、あるいは両方からステーを伸ばし、L字金具を付ければまぁぶら下げる分には問題ないでしょう。YICSチャンバーは軽いですし。

DF52-176は負圧取り出しようの配管が片面に出ていますが、これはいあんついているものと条件は変わりません。供給口・排出口の向きにより取付の角度、ホースの取り回しが分かるので、場合によっては純正の取付位置のようにうまく収まらない可能性があります。


あれっ?

これ燃料ポンプいらなくない?












気づいてしまったか
感のいいガキは嫌いだよ
悪い子にはおしおきしなきゃね


何言ってんだ!
あったほうが何となくかっこいいだろ!いい加減にしろ!!


ボボボボボボ・・・・・(燃料濃過ぎ)



!!

こいついつもアフターファイヤで心臓止まってんな