XZ400にどこまで乗れるかブログ

XZ400のレストアができそうなブログです。

エアコンを自分で直そうとするバカ 部品交換編

ワゴンRのエアコンが直りました。修理代はおよそ8万円です。
リビルトコンプレッサーやリビルトコンデンサ、ホースの交換とガス代です。MH23ワゴンRはレシーバータンクがコンデンサと一体の為コンデンサごと交換します。

さぁKeiの番がやってきました。
前々からアナウンスしてますが、エアコンを自力で修理することにいたします。エアコンを個人で修理する奴は日本広しといえど数えるほどしか存在しません。理由は単純明快でバカだからです。
今回はコンプレッサーを正常作動する中古品に、レシーバータンクを新品に交換します。

さぁ!戦いの始まりだ!(正宗ボイス)
まずはバンパーを外します。

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おそらく今回がyahooブログ最後の投稿になるので顔出しもします。
keiのバンパーを外すにはフェンダーモールを外さないといけないので面倒です。しかも取り外し方法は両端のプラリベットを外して、あとはブチブチ引っ張るしかないので、毎回破損の危険性があります。っていうかもう若干折れてます。モールを外した後は固定していた白い爪を90度回して外します。
あと、こういう外装部品を止めているプラリベットは毎回交換したほうがいいですね。外すたびに泥や日光でボロボロになっています。

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バンパーを外したついでに、ほぼ2年間放置していたフォグランプの折れたステーを交換します。中古のレンズがあったので丸ごと交換し、割れて変色していたHIDも撤去します。水の浸入を防ぐパッキンを加工して配線を通していましたが、そのせいで泥が侵入していました。地面に近く水や泥を巻き上げる可能性が高いので、フォグランプのパッキンは加工しないほうがいいと思います。

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問題のコンプレッサーです。マグネットクラッチが変な場所まで移動しています。

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ターボ経路のどこからかオイルが漏れているようです。掃除するとアルミの地色が戻りました。ターボも消耗品なので、そろそろダメになるかもしれません。
ターボはさすがに自分で交換する気ないです。でもそこまでの金を出すなら乗り換えるかもしれませんね。オイル交換をまめにしてしのぎます。

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レシーバータンクを交換していきましょう。20年間一度もあけられて異なはずなので、ここには長年の汚れがたまっています。

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まず、本体の固定を外すにはブラケットを外さないとなりません。構造上、上にはガス配管が、下にはフレームがあるので、ブラケットを緩めるだけではタンクは外すことができません。
レシーバータンクの脱着は、ラジエーターを外さないと相当難しいので、この記事を見ている人は決して真似をしないようにお願いいたします

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新品のタンクと比較です。見た目がきれいなほかはよくわかりません。タンクはたったの2200円くらいです。労力に見合わないほど安いです。
ブラケットを移植して、元の場所に取り付けます。

はい、取り付け時の写真は撮る余裕がありませんでした。
手順は外す時の逆ですが、適当にブラケットを付けて戻すだけでは配管接続の位置が決まりませんので、ブラケットをフレームに固定した後、前側のアジャスターを、ラジエーターとフレームの隙間からメガネをにじにじと差し込んでちまちま回しながら、向きや高さを調整します。
スタビライザーの下あたりに寝転んで、体を半分浮かせるために片腕でフレームにしがみつきながら、反対の手で、手のひらと中指・薬指・小指でタンクを保持、親指と人差し指でブラケットのボルトを入れてタンクを固定、その後しがみつく腕を変えて、アジャスターボルトを緩めながら位置を決めます。これを上からのぞき込んで配管の接続ができるようになるまで繰り返します。
クッハアアアアアアアアア!!!!


えー・・・・・つぎは・・・・(絶え絶え)
コンプレッサーを交換します。

まずはホースを外します。

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はい終了!
今日の作業は終わりです。まさかここでボルトが折れるとは思いませんでした。どうもエアコン関係のボルトは錆ついているのが多いです。白くさびているので、ボルトではなく母材のアルミが腐食して固着するようです。鉄の錆より厄介で、僕の感覚では潤滑剤をどこまで吹き付けても効果はほとんど出ません。運だけが味方ですが、運は味方してくれないようです。
コンデンサーのボルトは無事抜けたので、ホースごと交換すれば問題ありません。ホースを注文します。

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ホースが届いたので再開します。この間出張に行っていたので、1週間以上間を開けての作業再開です。
明るくなって気が付きましたが、ちょこっとずつ点錆が見られます。補修する必要がありますが、屋外にほったらかしで20年経ってこの程度の錆で済むとは、日本の鉄の製錬技術はすごいと思います。これが建材やイタ車だったら10年で原型なくなりますからね。

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コンプレッサーは取るのは簡単です。ベルト調整の時に触るボルトを外せばコロンと取れます。コンデンサーのホースを外せば取り出せます。
接続面は錆ついており、パッキンにも錆が積もっていました。
ところがホースが干渉して抜けません。ここで無理な力を入れて外すと、今度新品のホースを入れる時に曲げてしまいますので、クリアランスが確保できていることを確かめながらゆっくり取り出します。
インタークーラーを外したら取ることができました。

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今回はブラケットも新品に交換します。長年ベルトに引っ張られることでゆがみが生じ、ベルト無きの原因になるようです。税込みで600円もしないので、ボルトと一緒に交換します。

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ちなみにアジャスターは交換しません。
余談ですがここにウォーターポンプがあります。オイル警告灯かなんかのほっそいケーブルが延びていますが、巻き込みそうで怖いです。これで正しいんですけど。

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こういうステーは取り付けの際、位置決めをしておかないとずれるので慎重に扱うひつようがあります。マジックでケガキを入れてから外しましたが、実は位置決めはそこまで重要ではありません。重力でボルトの上側がブラケットに当たるようにすれば、勝手に位置が決まります。
ボルトが上下にオフセットしてるでしょ?これで左右にずれなくなります。高いほうのボルトから締め付ければ回転もしません。
自動車部品の精度ってすごいと思います。
電気設備のハコモノってあるじゃないですか。ボルト穴の精度クッッッソ雑ですからね。入るわけねぇだろ!!!!

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右が新品、左がついていたものです。若干形状が変わっていますが、取り付けに支障はなく、ステーの長さも全く同じです。

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20年の年月を経て、溶接の精度が上がっている気がします。
補強材を溶接しているのですが、20年前はスパッタが乗っかっていますが、新品にはありません。板にもほとんど歪みがないように思えます。

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取り付け完了。周りがボロいのにここだけ新品ってのはロマンがありますね。

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コンプレッサーの新旧比較です。どちらもシンコー製の個体です。

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ちょっとだけマグネットクラッチの配線方法が違います。

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ボルトを入れて、ベルトの張りを調整します。

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コンプレッサーが取り付けできたので、ホースを入れていきます。
低圧側ホースはパッキンを交換しました。

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ホースを定位置にもって来たら、いよいよ念願のホース接続です。
新品のホースは接続部に階段状の肉抜きがあってかっこいいです。

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コンデンサ側も接続します。きたないコンデンサにつながれてホースが可哀想です。

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これにて部品交換は終了、あとはゲージをつないで真空引きをし、ガスやオイルを注入していく作業となります。




が、

yahooブログの記事投稿終了に間に合うかはわかりません!!!
来世で会うことになるかもしれません。
はてブロかアメブロが結局今まで決めてませんでしたが、次がなければそのどちらかで会いましょう!!