XZ400にどこまで乗れるかブログ

XZ400のレストアができそうなブログです。

ヤマハさん純正部品は変えないでほしい

シフトペダルを取り外す際、スナップリングを変形させてしまいました。
もっとも、スナップリングとワッシャーは交換が推奨されているので、見た目も汚いし交換しました。

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届いたときは?って思いました。

スナップリングには主に3種類あります。
1つ目はただの線材で、キーホルダーのリングみたいな形状のやつ。
タイロッドエンドブーツやピストンピンについてる同心スナップリングです。
2つ目はプライヤーを差し込めるように端部に穴がついた、C型のリング。
写真の変形させたやつです。これもいろんなころに使われていて、前述より取り外し頻度が高い場所に使われます。
で、最後がE型リング。これはプライヤーで横からはめ込むだけの簡単なタイプ。
からしか入れられないので軸部にしか使えませんが、脱着が一番楽で、ホームセンターでもすぐ手に入るやつです。

で、なんでちょっとイラっとしてるかというと、何のアナウンスもなしで部品の取り付け方法を変えるようなことをするのかと思ったわけです。

スナップリングの純正品盤は 99006-10600 サークリツプ でした。
本来ならこの品番で頼めば、全く同じ意匠の部品が届くはずです。ですが、届いたのは同じ役割を持つものの、取り付け方法がマニュアルとは異なる部品でした。
XZ400のマニュアルには改訂版はなく、また途中でペダル付近に設計変更がなされたこともありません。設計変更が必要なほど生産されていないからです。
はっきり言って不親切です。純正部品に何らかの変更があるなら、部品番号を検索した時点で公式なアナウンスがあってもおかしくないです。他社で言うならスズキの純正部品は、生産終了した部品の代替として違う番号が指定されていることがあります。さらに、変更後も取り扱いが異なる部品ではなく、従来品と同様か互換性を持つ部品となっていました。

前々回も書きましたが、ホースクランプも方式が変わっていました。結果として悪影響もなく取りつけられたので特に悪く考えなかったのですが、届いたときは従来と同じワイヤーホースクランプでないことに疑問を持っていました。

今回はホースクランプとは精度が違います。軸に対してスナップリングの精度がよくないとガバガバになって固定の意味がありません。
もちろん同じ品番で送ってきたということは精度も取付も問題ないということです。ペダル部は軸に対して横方向から挿入できるE型リングのほうが取り付けも簡単で安全です。しかし元々はC型リングが入っていた場所です。溝部のクリアランス、保持力の問題、耐久性はつけてみて初めて分かります。

そんなことはないはずですが、仮に溝とのクリアランスが広すぎたり、想定より軸が細くて取り付けが緩かったりしましょう。きちんと保持できなければ意味がありません。仮に、仮にでもそんな事態になった場合、私はパーツリストに記載されている純正部品を購入するにあたって、リストと同じものが届かないと判断せざるを得ません。パーツリストが信用できなくなるのです。車両の保守にとってこれ以上致命的な障害はありません。パーツリストはそもそも個人が見るものではなく、保守点検を業務とする二輪整備士、もとい四輪整備士が取り扱うものです。この問題は信頼という業務で最も重要なパーツに欠陥があるということになります。





あれですよ。
きちんと公式が部品として供給してるんで、間違いはないはずなんです。何もヤマハにケチなんてつけるつもりなんで毛頭ないんです。Eリングはむしろ従来より障害なく取り付けられるはずなんです。でも、番号も変えずに部品を変更するなんてちょっと不親切と思っただけです。
きっと取り付けた後なら、まあいいやですむ問題です。だからつける前に、ちょっとした疑問を話したかったんです。