XZ400にどこまで乗れるかブログ

XZ400のレストアができそうなブログです。

1994年の絶版車カタログ ホンダ・ヤマハ編

古今東西老若男女、絶版車と言うものは一定の需要と人気があります。今回は管理人の誕生年の1994年に出版された、
ビーシープランニング出版 絶版車カタログ1975-1984 part2
これを前後編に分けて紹介したいと思います。前編はホンダヤマハ編になります。

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昔の本だし中身ばらしても大丈夫でしょ。お金払って買ってるし。まぁ古本屋で買ったから出版社にはお金入れてないんだけれども。
ビーシープランニングって会社、いまはもうないんですね。
この本が絶版じゃん!!!!!!

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スタッフ見ても、柏さんとか丸山さんくらいしか分かりませんので、このメンツがどういう人なのかもよく分かりません。仕事上、凸版くらいしか・・・。

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こんな感じで、写真と結構辛口な解説がずらりと並んでいます。今で言う絶版車は80年代初頭のものが最古で、それ以前は化石扱いになっていますが、この当時は70年代までは絶版車の位置づけでした。
ほんとのことを言うと全部紹介したいのですが、それはもう大変なので、ここからは管理人の独断でピックアップしたものを紹介します。

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ベンリーCB125T
かの名車CB125Tの始まりがこいつです。前後スポークホイールでタンクも小さいです。ライトも丸型ですね。でも大まかな形は出来上がっていると思います。コレガ1977年の誕生ですから、このシリーズはとても長生きと言うことです。

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初期のゴールドウイングです。学研の古生物図鑑見てるみたいでドキドキします。OHVの縦置きVツインに、前後コムスターホイール、ライトケースはメーターバイザーを兼ねていて、ゴールドウイングのキャラクターとは全く違う、当時のスーパースポーツに仕上がっています。

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CB750A
かのナナハンシリーズ初期型のうちのひとつ。なんとオートマチックです。しかしクラッチ操作不要とは言え、Lowと☆の2レンジしかありません。☆レンジってなんだよ!今でいうCVTみたいな無段階変速な感じなんでしょうか。しかも驚くことにトルクコンバーターとエンジンオイルは共用です。トルクコンバーターのオイルはただ潤滑するのではなく、動力を伝達するフルードの機能が必要なので、それとエンジンのオイルが共用っての考えられないです。

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これがホークにも最小されているんですね。しかし、これらオートマCBを見見ていると、ホンダはオートバイのオートマチック化に非常に熱心だったことが分かります。これがDN-01のトランスミッションや、DCTにつながるんです。これが進化なんや。

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CB750K
初期のCBの中でも別物です。エンジン、フレーム、デザインがガラリと変貌し、その後のCBの系譜に大きく影響を及ぼします。エンジンのフィンの造形と言い、一気に技術力が増しているのが分かります。

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なぜか一部で人気のあるMB-5とMB-8
僕も結構好きですけど、こんなに古いバイクだったとは思いませんでした。でも、MBって角目じゃなかったっけ?(角目フェチ特有の粘着)

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イーハトーブシルクロード。どちらも名車中の名車です。遠目で見ると似ているようで、全く異なるフレーム形状をしています。まぁコンセプトが全く違いますから。でも確かに遠目で見ると似ていますね。

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CB250RS-Z
最近のホンダは水冷単気筒を開発し、さもシングルスポーツというジャンルをあたかも推してきたように見えますが、実はそうではありません。単気筒スポーツと言うのは大昔から基本中の基本でした。しかも、なじみ深いGB250クラブマンが登場する2年前の出来事です。

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VF750 MAGNA
MAGNAはここから始まりました。まぁなんともジャメリカンなたたずまいなのですが、これはかなり洗練された部類に入ります。カッコいいですね。
ていうかV4マグナをこんなにじっくり見たの初めてです。

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CB1100F
CB750Fはかなり有名ですが、僕はFに1100がいたなんで知りませんでした。でもこれは確かにFです。なんだ、BIG1はもう10年も前にそこにいたんじゃないか。

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GL1100
これも全く知りませんでした。1500はよく見る機会があるのですが、1100のゴールドウイングがいるなんて。エンジンも水平対向4気筒です。
もしやCTX1300はこいつのエンジンなのか!?

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CBX250RS と GB250
徳島で出会った色あせたバイクがこれです。もともとは綺麗なホンダレッドでした。
両者は外装以外はほぼ同じコンパチ仕様ですが、エンジンの塗装や色遣いはさすがCBXと言ったところ。
しかしCBXは生き残れず、GBが平成まで生き延びることになった要因は、いったい何でしょうか。

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これはちょっと物申したい!!!
CBX750Fは真横からじゃ真の美しさは分からない。斜め前方から撮影した写真を掲載するべきだ!!空冷ハーフカウルの最高傑作ともいえるその姿を是非見てほしい!!!!


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VT250F
VTってこんなに前傾してましたっけ?最近のストリートファイター系に通ずるものがあってすごくいい。もしかして純正ストリートファイターはVTから始まったのではないか?

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CBX400
これは何も言うまい。いうまいというか僕はあんまり興味がないんで語ることは無いんだけど、掲載した理由は、生産終了から時を得て、この時期に再生産されている点だ。その際、装備品が最新のものに改められていて、前生産車を凌駕する仕様になっている。

CBXが称えられる理由はモノサスでも、スタイルでもない。
圧倒的に早かった。これだけ。
今の時代じゃ考えられないだろうが、CBX400Fが登場した当時の4気筒車は、120km/hも出すことが出来なかったのだ!!
Z400FX・GPやXJが中回転域で謎のカブリ減少に悩まされ、消費者に黙ってチマチマと改良を加える中、CBXは当時最高出力の48馬力で登場し、最高速度は170km/hと他を大きく引き離した!!!

大衆に分かるように例えるなら新幹線か?
500系新幹線が出たのと同じぐらいの衝撃や。

CBR250fourとかは好きなんですが、この本には載っていません。ドマイナー車も載っているあたりを考えると、当時はまだ生産中か終了直後でで絶版と言う認識ではないということ、かもしれません。

続いてはヤマハ陣営です。

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パワーファイターの登場が速すぎませんか

RD400はその小さい車体に、いくらなんでも大きすぎる2ストエンジンをのっけた当時のフラッグシップオートバイです。その割には普段使い感がぬぐえなくて、何とも味わい深いです。
ヤマハは国内4メーカーのうち、最もディスクブレーキに対する意識が高かったようで、こんな古いバイクにも前後ディスクになってます。
ところが、スタイルを優先すると真っ先にディスクを捨てるのはヤマハなので、本当に意識が高かったのかは当時の技術者にしか分かりません。

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GX750
これはヤマハが4ストエンジンに手を出すうえで、方向性に悩みに悩んで出来た3気筒のオートバイです。国内外にそれなりの数はでましたが、4気筒の人気にかなわずXJにバトンタッチしました。しかし現在はどうでしょう。3気筒のMT-09がヤマハの主力商品になりつつあります。

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市販レーサーって何ですかね・・・・。今でもレーサーは売ってますけど、750の2ストなんてよく売り出せましたね・・・。

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RD400も少しづつ形を変えて売られています。この時期のRDが一番僕好みです。
もう少し後になると、タンクとカバーが丸くなり、やがてRZになります。ちなみにRDとRZは実質同車種です。これマメタンな。

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MJ50
これはしらなかったなぁ・・・。ザックスみたいな自転車っぽいフレームに、2ストの原付エンジン。トモスとかが今でも売ってそうですが、最大の特徴は原付にシャフトドライブを採用している点ですかね。
でも前後にキャリアがあって、凄く使いやすそうですね。こういうモペッドをワンランク進化させたような原付ってまた流行らないですか?

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XJ750A
すごいスタイルのXJ。これ一時期ヤフオクに出てて、
本当に買おうか悩んだ時期があります。
フォグランプ標準装備ですよ!!こんな高性能機に手を出さないなんてバカげてますね!!!
レイアウトがね

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こんにちはーーーーーーーーーーーー!!!!!見てる!?!?!?!!?!?XZ400だよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!

なんとYSP限定仕様も2種入って3点セットでの展示!お得!!!
上のRZ350が納車されるまで大人しく待ってるより、すぐ乗れるXZ400がお買い得!!!!

当時XZ400を買っていった人の購入動機の大半がコレです。
紹介文も皮肉の利いたもので、開いた傷口にワサビを塗ってミキサーでグチャグチャにかき回すような侮蔑と嘲笑を込めた罵倒の嵐で埋め尽くされています。
この本全体にわたってかなり辛口なコメントが目立っているので、XZ400が極まってひどく書かれているわけではありません。ホンダ車でも、CBX1000なんかもバッサリ切られてます。レプリカも性能はいいけど音がうるさいと客観的で、昨今の記事よりも勉強になります。意外にもMVX250の評価はよかったです。

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XZの兄貴分550です。日本に入ってきたバージョンですね。このカラーリング結構好きですが、550の国内仕様はこの色しかないといいます。シルバーとかみたかったですけどね。

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XJ650T
GXやXZが駄目だったので、XJが発展してツアラータイプが出ます。足回りをよく見てもらうとわかるのですが、既存のXJのものではなくXZのものが装備されています。XJとXZの間に生まれた子供のようなものです。フェアリング形状もよく似ています。

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XJ750D
これもヤフオクで喉から手が出るほど欲しかったのですが、インジェクションということでコンピューターが正常に作動するか怪しすぎるので、ほかの人に譲りました。
キャブ化した人もいるようです。
こいつのメーターパネルは文字通りオーパーツで、
最先端のデジタルメーター、白黒ではありますがアナログタコメーターが液晶表示されます。ソアラのバーグラフも真っ青の先進装備でした。
是非動いているところが見たいです!!!

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XJがツアラー路線を極めると最終的にこうなります。FJ1200はちょうど生産を打ち切られたときぐらいですかね。個人的にはより直線的なフォルムの1100のほうが好きなのですが、悲しいことに現存するか怪しいです。
こういうのは海外に流れちゃいますからね。

と言うことで、ホンダ・ヤマハの1994年当時の絶版車、いかがだったでしょうか。
後編はスズキ・カワサキを紹介していきます。
よろしく!