XZ400にどこまで乗れるかブログ

XZ400のレストアができそうなブログです。

キャリパーサポート固定ボルトの謎

全開の記事で、自動車用のM8ボルトはなぜ頭が12mmなのか?問う疑問を熱く語らせていただきましたが、ここにきて新たな謎が出てきました。

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これはキャリパーサポートとアウターチューブを縫い付けるボルト。純正のボルトはクロームメッキがかかったものが装備されていましたが、メッキが剥がれ汚くなっていいました。重要部品なので、ここのボルトを新品にしておこうと思い、SCM435ロームモリブデン鋼製、強度区分12.9の最硬鋼ボルトに変えます。結構ツルツルして綺麗な皮膜で覆われているので、材質の割には長持ちしそうです。

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材質以外は、ネジ山が途中までの半ネジと、可能な限り規格をそろえてあります。
でもね、頭の大きさが違います。元のボルトの頭は14mmですが、新しいボルトは17mmです。でも今回はあまり問題にはなりません。17mmのレンチで回すボルトは自動車では普通に使われています。M8ボルトのときみたいに、あまり出てこないサイズのレンチを使用するわけではありません。(むしろ自動車以外では13mmは頻発しますが)

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それよりも不可解なことは、ワッシャーの寸法は両者とも同じことです。。

ここで疑問が浮かび上がります。
14mmも17mmも、どちらも自動車用のボルトナットによく使われる規格です。
M10のボルトは、自動車用も一般金物も17mmのレンチで回す仕様です。
ではなぜXZ400のキャリパーサポート固定ボルトは14mmのレンチで回す必要があるのか?

いや、XZだけではありません。EN125もこのボルトは14mmのスパナで回すM10のボルトでした。他の車種でもこれと同じようなボルトが使われているかもしれません。なぜでしょう。