XZ400にどこまで乗れるかブログ

XZ400のレストアができそうなブログです。

ホウネンエビを飼ってみよう(唐突)

初夏になると田んぼにわんさか湧くアレである。俗称カブトエビのおやつ
園芸ショップの睡蓮のツボに、もじゃもじゃ動くアノマノカリスを逆さにしたような妙にデカい生物を見て以来なんとかかんとか飼育したいと思ったりしたのだ。
ニチドウのディノ伝説を買って飼育に挑戦するのだが全滅。ノープリウス幼生にとって代わってボウフラが湧く水槽となり、衛生的に追い詰められた。
飼育セットに新たに投入したのは、餌用のブラインシュリンプ。見た目は一緒だし水質もシビアでないので成体にまで持って行けたのだが・・・、何かおかしいのだ。
まず、大きくならない。動き回って見にくい。塩水が手間だし、水槽の周りは塩だらけになった。見れば見るほど、ブラインとホウネンエビは全く別の生き物だと思った。

あれから10年か・・・。やっぱり野郎はいくつになっても考えることはガキのままであると実感した今日この頃。

ホウネンエビとは、ミジンコと同じ仲間で、サルソストラカ亜綱無甲目に属する生物だ。ホウネンエビ科は地域によって個体差があるが、共通して一時的な水たまりに生息している。ちなみにブラインシュリンプでおなじみアルテミアサリーナは、ホウネンエビモドキ科に属する。ホタルイカ問題は即刻中止せよ!
ホウネンエビアルテミアサリーナは、突き合わせて比べると全く別の生き物である。大きさや泳ぎ方の違いのほか、卵の孵化に乾燥のプロセスが必要か必ずしもそうでないか、幼生の色が白か黄色か、取り込んだ藻類で光合成をするか雑食性か、などの違いがある。

ホウネンエビの中にぃ・・・Branchinecta gigasっていうのがいてぇ・・・体調が10センチになる化け物がいるらしいんっすよ・・・。調べれば動画もあるけど、いまいち大きさが伝わらないんだよなぁ。

ホウネンエビは豊年蝦と書く。このもじゃもじゃが発生した田んぼの米は豊作になるという言い伝えが江戸時代兄貴が存命の頃からあるらしい。

会社の安康祈願と適当な理由をつけて、100均で買ったプラスチックのジャム入れで飼育することにした。

イメージ 1

飼育キットをいちいち買うのもあれなので、タイ産の卵をヤフオクで購入した。
孵化器もついてきた。孵化後に評価をくれとのことなので、後々評価を入れることにしよう。

イメージ 2

幼生が・・・やはりピントが合わないな。

残念ながら第一波は孵化まで。水槽にれるところまでは生きていたが、その後は全く動かなくなった。

イメージ 3

現在は第二波を投入している。水は一度リセットし、照明と酸素供給剤を投入した。
餌は稚魚用のひかりパピィが水質を悪化させにくいとのうわさで投入。

心なしか、餌を食べて幼生の体が黄色くなっている気がする。そういえば、ホウネンエビのノープリウスは、アルテミアのように卵黄を抱えていないのか、白い状態で生まれる。アルテミアの孵化で死なせたことは無かったので、飼育は難しめなのだろう。

イメージ 4

分るだろうか、画面中央のあたり、レンジが反射しているその左側に見えるのがホウネンエビの幼生だ。
アルテミアに比べ大きいのか、肉眼でも体や触手が観察できる。

イメージ 5

メモ。
汲み置きの水は一切使用せず。地域は大阪、水道水にコントラコロライン+を添加。
全く使用していないPH調整剤を廃棄し、その小瓶を使っている。